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PAST EXHIBITION

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Past Exhibition

2020. 6 / 13 sat. ––– 28 sun. 

11:00 – 19:00  Close ( Tue )

Funny Dress-up Lab

[ Interlude ]

この度hakuでは– Funny Dress-up Lab – の個展「Interlude」を開催いたします。

彼は、ミニ四駆をドレスアップする為に生産、販売されていたステッカーを加工せずに

使用したコラージュ作品を制作しています。

一見グラフィティーのようなポップアートでありながら、彼の深い死生観のようなものが反映されています。

「有限だからこそ面白かったり、美しいと感じたりする」

世の中にあるデッドストックのステッカーが無くなった時、この製作は終わりを迎えます。

それは、今の私たちの大量消費社会に対する問いなのかもしれません。

数多くの商品を購入し廃棄を繰り返すこの世の中、コロナ同様に今まさに私たちの文明になにかを問いかけているのではないでしょうか。

今回の展示では、今までのコラージュ作品と、それらを「掘り起こす」という行為で作られた新しい作品が並びます。

ここには作家にとっての これまで と これから があります。

これらの作品は、過去の遺産である様々な思想や文化を記録し、その色彩や形状からは変化の速さをも表現しているように感じます。

また、それらを掘り起こすことで、過去を見返し、未来を想像することで、しっかりとここに存在している''今''を見つけることができるのではないでしょうか。

“Interlude”とは曲と曲の合間を意味する言葉。

 

僕は一人息子であり、父親は他界し母親一人が実家で生活をしている。

このまま自分勝手に作品の制作を続けていっても良いものなのかという自問自答をすることが日に日に増えてきている中で作品の制作を止めるということには考えが至らない。これは頭の中で自身を納得させるために無意識に自分をそこへ導いているようにも思えた。それならば頭の中だけではなく手を動かし、作品を制作することで改めて迷いの中にいる自身を見つけ出し、自分を肯定して納得させることができないものか。

自分を塞ぎ込み、壊し、見つけ出す。

結果的にこれも強制的に都合の良い自分へ導いている行為なのかもしれないが。

COVID-19のパンデミックにより日常の変化を余儀無くされている渦中で、これまで普通に制作することのできた一部の作品を今回制作することができなかったという“これまでの普通”と“これからの普通”という合間の制作。

Funny Dress-up Lab

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