PAST EXHIBITION
「 物ノイチ 」at haku kyoto
「 物象プラスチック」at kokyu kyoto
ものや | MONOYA
2022. 6 / 17 fri. ––– 7 / 3 sun.
OPEN 11:00 – 19:00
CLOSED tue / wed / thu
Past Exhibition
この度、ものやの展覧会「物ノイチ」を開催いたします。
ものやは、古道具屋とデザインスタジオを営み、「物」の価値観を見立てることにフォーカスしています。一度手放されたものである古道具を再解釈し、新たな価値を見いだす行為を彼らは空間や家具などのデザイン領域でも落とし込みます。
本企画では、昨今の環境問題になっているプラスチックや、遠い国からの漂流物などをピックアップし会場をインスタレーション形式で発表し、鑑賞者自身が物の見立てを行う機会を提供します。
会場内には、遠い国から流れてくる海洋プラスチックをはじめとする漂流物をものやが蒐集し展開しています。
漂流してくるものは、アジア圏内の国からのものが大半です。海に関係するブイやカゴから、シャンプーのボトルなどプラスチック素材も多いです。これらを見つけたのは、福井県と千葉県の海岸沿いを探索した時のもの。彼らはその光景を目の当たりにした時、改めて環境問題についての意識を再認識したそうです。
漂流物たちは波にもまれ、打ち上げられた後も経年で劣化し、物の原型をとどめていないものも多くあります。形が変形し、色褪せてしまったシャンプーボトルなどに強いインパクトのあるオブジェとしての存在を感じます。古い褪せた木板や錆びた鉄など、すでに経年が評価される素材はいくつかありますが、プラスチックはその「外側」にいる存在ではないかと考えています。本来なら「この素材は良い悪い」のような話はナンセンスで、全てのものをフラットに捉えていくのが大事だと思ってます。
私達の身の回りには大量の「フィルター」が存在していて、それらによって物の価値基準は変化していきます。それを「見立て」と捉えられるのではないでしょうか。
本展は、明らかな機能を持たず、カテゴライズできない漂流物の”市”(マーケット)を、物の価値としての”位置づけ”をどう捉えるか来場者と考える場を作ることで、同じ目線を持ちながら「自身の物の見立て」を認識するための展覧会へと昇華しました。
- Director 黒田 純平
◯ MONOYA | ものや
京都市北区に実店舗を構え、市場で買い集めた古道具や価値を見出された蒐集物、制作途中で生まれたモノなど様々な物を取り扱っています。
またそれらの蒐集物を新しい発想の種とし、空間構成や什器/家具プロダクトなどの設計業務を行うスタジオを同時に運営しています。
櫻井仁紀 / 吉田卓史 / 高垣 崚
HP : https://studiomonoya.com/ | Instagram : @studio_monoya
主催:ものや
企画:haku kyoto / kokyu kyoto
企画協力: keshik.jp
協賛:日本真空化学株式会社
*同時開催
■kokyu kyoto会場
「物象プラスチック」
会期:2022年6月17日(金)- 7月3日(日)
OPEN 金、土、日、月
CLOSE 火、水、木
会場:kokyu kyoto
〒604-0963 京都府京都市中京区布袋屋町509-2
■レセプションパーティー
会場:kokyu kyoto
時間:6月17日(金)17:00-20:00
入場:無料
フード:吉田卓史(ものや)
※ドリンクのみ有料になります。
レセプションパーティーは、どなたでもお気軽にお越しいただけます。
皆様のお越しをお待ちしております。