PAST EXHIBITION

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2020. 12 / 12 sat––– 12 / 30 wed

11:00 – 19:00  Close ( Tue )

Moe Nakase + Kisshomaru Shimamura

[ entropy ]

Past Exhibition

この度、haku kyotoではアーティスト 中瀬 萌と嶌村 吉祥丸の二人展

「entropy.」を開催致します。

 

現在、様々な影響で遠く離れたところに移動することを制限され、

極力、移動せずにインターネットを介して活動することや

移動するにしてもリニアモーターカーや自動運転の開発が進み、

人々は移動を時間的に短縮したり、移動時間という捉え方ではなくなり、

移動しながら何か他の作業ができる時間へと変換しようとしています。

 

人々は移動することを必要としていないのでしょうか。

 

人々は様々な移動手段を用いながら、

移動中や移動した先にある偶然の出会いや選択肢が

新しい刺激となり、身体的にも精神的にも変化をもたらします。

 

テクノロジーの進化による利便性がもたらす変化と

人が体感して経験することがもたらす変化と

どちらの変化にせよ、私達の感覚や思考に影響を与え続け

元の状態の感覚や思考に立ち戻ることは難しいでしょう。

 

本展では中瀬のアトリエ内を撮影した嶌村の写真作品と中瀬の絵画作品が

空間内に混在しています。

中瀬が制作を行っているアトリエを嶌村の視点で切り取った写真には、

アトリエの中の時間の経過や中瀬の痕跡が見てとれます。

そこで生まれた彼女の作品は様々な技法や画材を用い、混沌としながらも一貫して

彼女が力強く何かを探り当てるようとするものが感じられます。

そして、展示空間の中には実際の中瀬のアトリエから移動してきた物も存在しています。

嶌村の写真作品の中にあったものを、展示空間で見ると私達はどう見えるでしょうか。

その物があった場所に、それが無くなった場所は、どうなっているでしょうか。

 

人がモノが、移動する時に、それらの始点・経過・終点には何が起こるのでしょうか。

ほんの少しでも考えながら、移動すると、また新たな発見や出逢いへと繋がるでしょう。